第4回学校教材活用法セミナー レポート

2014年2月16(日)大雪の影響が残る中、130名を超える参加者を迎え、第4回学校教材活用法セミナーが永田町にて開催されました。

 今回は、模擬授業とポスターセッションの2部構成で行われました。
 冒頭、主宰を務められる堀田龍也先生のウイットに富んだ趣旨説明から始まります。参加者が話を聞く態勢となります。そして渡邉先生のアイスブレイクを通じて、会場に一体感が生まれてきました。

 第一部はベテラン教師によるICT(実物投影機)を使った漢字ドリル活用や計算ドリル活用、テストの答え合わせの模擬授業です。参加者がみな児童の立場で授業が受けることになります。授業に参加しながらも、誰もが学校教材の活用法をつかみ、自分のものにしようという雰囲気で模擬授業は進みました。


 第二部はポスターセッションです。5つのグループに別れ、ミニセミナー形式で行われました。それぞれが5つの中から3つのセッションを選び、聞くことができるようになっていました。
 模擬授業とは異なり講師の先生とより近い距離で受講できるため、どのグループも参加者は食い入るように見つめ、メモを取り、意見交換していました。3つのセッションを聞いた後、周囲の人へ参加したセッションの報告をする時間を設けたため、みんながきちんと消化できていたようです。

 最後は堀田先生の総括です。
 「ドリル・テスト等の教材選択の理由を保護者にきちんと説明できるようにすること」「授業の流れのシステムを確立すること」「宿題を日常に組み込むこと」など、堀田先生からの問いかけに参加の先生達もひとことも聞き漏らすまいという真剣な眼差しで応え、セミナーは終了しました。


 セミナー終了後、番外編として「お悩み相談カフェ」が行われました。軽食を食べながら、ベテランの先生に質問できるというものです。予想をはるかに超える先生方にご参加いただき、熱心な質疑応答が繰り広げられていました。

 セミナーは今回で4回目を迎えます。自分自身の研鑽のためという先生はもちろん、研修担当になったため参加されている先生も数多く見受けられました。本セミナーの趣旨が浸透してきたことが感じられます。
 第5回目は2014年8月23日(土)を予定しておりますので、またぜひご参加ください。


この研究会は NPO法人 全国初等教育研究会 のもと活動しています。